TYO デジタルアニメを中心に大幅利益増

 アニメ制作会社、ゲーム制作会社を数多くグループに抱えるコンテンツ制作会社TYOグループの平成17年度第1四半期(9月-12月)の決算が2月23日に発表された。発表によると、TYOの第1四半期の売上高は32億7900万円(前年同期比63.1%増)、営業利益は1億3100万円(前年同期比201.2%増)、経常利益は1億600万円(前年同期比512.2%増)と極めて好調であった。
 中でもデジタルコンテンツ、アニメ制作、ゲーム制作、音楽制作から構成されるエンターテイメント部門の好調さが目立ち、売上高は前年比のおよそ4倍にあたる10億3200万円(前年同期比292.52%増)となった。特に、CG部門の中核企業で劇場アニメ『アップルシード』を手掛けたデジタル制作会社デジタルフロンティアの受注増が大きく貢献した。
 また、アニメーション制作部門は、今期は利益面での貢献はしていないが、通期では前期以上の業績を確保する見込みがついているとしている。こうした結果、同部門は昨年の営業赤字から黒字転換を果たした。

 TYOは、元々はTVコマーシャルの制作会社として知られているが、近年、『マルチブランド戦略』により数多くの企業買収を手掛け、複数のアニメやゲーム、音楽製作会社を傘下に収め事業の多角化を図っている。今回の好決算は、こうした戦略が狙い通りに進んでいることを示している。
 今期の決算でTYOの好業績に貢献したエンターテイメント部門には、デジタルコンテンツ製作会社のデジタルフロンティアやゲーム会社朱雀、スティング、アニメ制作会社のハルフィルムメーカー、ジェンコ、ゆめ太カンパニーが含まれる。デジタルフロンティアは、昨年、低予算で高品質の3Dアニメーションを実現した『アップルシード』で注目を浴びた。また、ジェンコは『東京ゴットファザー』、『鉄人28号』、『げんしけん』、ハルフィルムメーカーは『天使禁猟区』の制作をそれぞれ手掛けている。