バンダイ、トミーの16年第3四半期決算発表

バンダイ大幅増配へ

 玩具販売を中心にグループで広くキャラクタービジネスを手掛けるバンダイは16年度の年間配当をこれまでの予想の15円から倍の30円に引き上げた。これは、株主重視の経営を目指すためである。今後は、年間20円の安定配当をベースに連結業績の利益に応じて配当を積み増す方向になる。
 また、16年度の4月-12月の決算は、売上高は昨年並みの1920億円であったが、経常利益は米国市場の不振により22%減の191億円になった。今期より子会社バンプレスが買収した遊園地花やしきが連結対象となる。また、2005年の1-3月にゲームソフトの販売が集中しているため、通期の利益見通しには変更はない。

 第3四半期の国内の業績は『ふたりはプリキュア』、『たまごっち』、『デカレンジャー』、『金色のガジュベル』といった作品が好調であった。ゲームソフトでは『ガンダム』関連が、映像ソフトでは『攻殻機動隊』と『ガンダムSEED』が収益に貢献した。
 地域別ではアメリカで『パワーレンジャー』と『たまごっち』が好調だった。第3四半期から『ティーンタイタンズ』も好調であったが新キャラクター展開によるコスト増を補えなかった。
 ヨーロッパでも、『パワーレンジャー』は好調であった。また、『たまごっち』、『ポケモン』も人気であった。アジア地域では『ガンダム』と『パワーレンジャー』が好調で、ヨーロッパ、アジア両地域とも増収増益であった。

トミー業績下方修正

 一方、玩具メーカー第3位のトミーは17年3月末の企業業績の下方修正を行なった。売上高はこれまでどおりの455億円であるが、経常利益を35億から23億に、当期利益を13億5000万円から12億円にそれぞれ下方修正した。
 修正の理由は、海外子会社や国内子会社グローテックの不振とその合理化のための特別損失の発生、ポケモンぬいぐるみの自主回収による特別損失のためとしている。
 しかし、国内でのポケモン関連商品は順調に推移しており、ディズニー関連商品、『ナルト』のゲームソフト、トミカ、プラレールが好調であった。