2004年 米国市場でのマンガ・アニメの市場規模

 米国のコミック情報のオンラインマガジンICV2.COMが2004年の北米市場における日本アニメとマンガの市場規模をレポートしている。MANGA Market Continue Robust Growth in 04と題された記事では2004年も米国におけるマンガ市場が順調に拡大しているとしている。
 記事によれば、北米のマンガ市場は1億1000万ドルから1億4000万ドルの間とし、9000万ドルから1億1000万ドルの間だった昨年から二桁成長をしている。これは、2003年の100%成長には及ばないが、小売店での認知度の拡大によるものであるとしている。
 一方、日本アニメのビデオグラム(DVD/ビデオ)の市場は、2003年の5億5000万ドルから5億ドルと5億5000万ドルの間へ微減であった。『ドラゴンボール』を中心とした大衆市場の落込みをマニア市場の成長がカバーしきれなかったためである。
 
 ICV2が伝える、日本アニメ市場の状況は今期の東映アニメーションの業績に代表される子供向けアニメの苦戦を改めて印象づける。1998年の『ポケットモンスター』の大ヒット後、相次いで『ドラゴンボール』、『セーラームーン』といったヒット作をだした日本アニメだが、ここ1、2年は大ヒット作が出ていない。『遊戯王』だけでは力不足といえる。一方、『攻殻機動隊Stand Alone Complex』など、大人向けの作品は手堅い実績を残しており、大衆市場の不振、マニア市場堅調というのが日本アニメの現在の状況といえるかもしれない。

 また、ICV2の伝える、昨年の人気マンガベスト3は、1位『るろうに剣心』、2位『フルーツバスケット』、3位『ナルト』である。また、人気アニメベスト3は1位『攻殻機動隊Stand Alone Complex』、2位『ドラゴンボール』、3位『犬夜叉』である