小学館系米国マンガ流通2社合併へ

 北米で日本アニメ、マンガ、キャラクターの流通を手掛ける小学館系の現地流通企業ShoproとVIZはこの春に合併し、新たな会社に生まれ変わると発表した。新会社は小学館、小学館プロダクション、集英社によって出資され、本社はサンフランシスコに置かれる。これにより、小学館系の米国流通会社は一本化されることになる。

 Shoproは、正式名称はShogakukan Entertainment Productionといい1992年に小学館の子会社である小学館プロダクションの米国子会社Shogakukan Production USAとして設立された後、2003年に小学館プロダクションの子会社のShopro HoldingsとVIZの出資よる世界市場を扱う会社に再編された。現在、北米での主な取り扱い作品は『犬夜叉』、『ハム太郎』などである。

 また、VIZは1986年に設立されたのは小学館全額出資のViz Communications,Inc.として設立された。2003年に集英社の出資を受けVIZ HOLDINGS,Incに改変された。VIZ HOLDINGS,Incの子会社としてViz.LLCがある。
 小学館、集英社の作品を中心に北米でマンガ・アニメの流通展開を行なってきた。主な取り扱い作品は『犬夜叉』、『ドラゴンボール』、『乱馬1/2』、『ポケットモンスター』、『遊戯王』などがあり、北米でもトップを争うマンガ出版社として知られている。また、北米版少年ジャンプや現地の大手アニメ雑誌『Animerica』の出版も手掛けている。

 両社の統合は、北米での流通チャネルの一本化することで、より総合的、効率的なビジネスを目的としているだろう。また、両社の複雑な資本関係を整理する意味もあると考えられる。しかし、発表の中で触れられているグローバルな展開との言葉によると、新会社の経営範囲は北米市場だけでなく世界市場であるようだ。