最新のデジタルコンテンツ集合 宮本茂氏ら60セッション

ConTEX 10月22日から25日まで、東京お台場の日本科学未来館、および東京国際交流館ほかでDIGITAL CONTENT EXPO 2009(デジタルコンテンツエキスポ2009:DC EXPO2009)が開催される。DC EXPO2009は、JAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ)の一角を成す巨大イベントである。
 デジタルコンテンツを切り口に、映画、ゲーム、アニメ、CG、3Dといったジャンルを超えた作品を集結させる。エンタテインメント作品だけでなく、デジタル技術、デジタルを利用した芸術表現まで、多様な領域を取り込み、統合して提示するのが特長となっている。デジタルコンテンツで見落とされがちなソフトとハードの融合、それを支える技術革新に焦点をあてる役割を果たす。

 主要なイベントは、コンテンツ関連技術の戦略マップと最新技術を紹介するConTEX 2009、そうした技術を利用した表現作品を展示するASIAGRAPH2009 in Tokyo、さらに技術革新が急激に進む3D技術に特化した国際3D Fair 2009 in Tokyoなどである。
 これらの企画では最新技術の紹介だけでなく、作品紹介・上映、専門家を招いた講演、シンポジウム、セミナーなども行う。さらにデジタルコンテンツグランプリ、デジタルクリエーターズコンペティション2009、人材育成セミナーなど、盛りだくさんだ。

human 特に注目されるのは、およそ60セッションにも及ぶ講演など。10月24日には、記念講演として日本を代表するゲームデザイナー宮本茂氏が、「宮本茂の仕事史」と題して話す。およそ30年にわたる同氏のゲーム制作の歩みを振り返り、その原点を探る。
 また、国際的なコンピューター・アニメーションの先駆者月尾嘉男氏の登壇する「環境と文化の方程式」、SF作家瀬名秀明氏の出演するConTEX「現実と想像のインタラクション」、リアルDの社長兼創設者ジョシュア・グリア氏、安達寛高 (乙一)氏、渡辺浩弐氏らが登場する国際3D Fairも見所だ。

 デジタルコンテンツと結ぶつきが深いCG、アニメーション関連の企画も多彩だ。プロダクション I.Gの石川光久社長と『ホッタラケの島~遥と魔法の鏡』の佐藤信介監督による「最新3Dコンピュータグラフィクス映画「ホッタラケの島~遥と魔法の鏡」にみる演出論と制作手法をめぐる葛藤と技術的勝算」、「BALLAD~名もなき恋のうた~ 白組の最新VFXメイキング」、「アニメーション制作におけるモーションキャプチャーの存在」などのクリエイターズセミナーがある。 また、「アニメ監督が語る   
 CGワークフロー」、「2000年代の個人制作アニメーションと環境変化」など魅力的なテーマが並ぶ。このほか関連技術のセミナーやワークショップには、ここでしか実現出来ない貴重なものが多い。

3DFair DC EXPO2009は、もともとデジタルコンテンツ関係の複数の大型イベントが統合された経緯から、この種の企画としては極めて規模が大きい。それだけに見所が多いが、魅力的な個別企画がしばしば見落とされがちになる。
 企画の詳しい内容は、DC EXPO2009の公式サイトに掲載されている。是非、内容を確認して期間中訪れたい。

DIGITAL CONTENT EXPO 2009
(デジタルコンテンツエキスポ2009:DC EXPO2009)
http://www.dcexpo.jp/