中国オンラインゲーム会社が日本進出か

1月5日の日経BPオンライン版によると中国の大手ソフト会社でオンラインゲーム事業を手掛ける金山軟件公司(金山公司)は、資本金100万ドル(約1億1000万円)を投じて日本法人の設立を検討中である。オンラインゲームソフト事業の拡大を通じて日本での株式上場を目指すとしている。金山公司は、昨年より台湾、シンガポール、ベトナム、マレーシアに進出しており2005年は海外売上げ500万元(6500万円)を目指すしている。

 中国のオンラインゲーム市場は、2002年には韓国企業のシェアが90%を越えていたが、2004年の市場シェアは、韓国企業が50%程度、中国企業20%程度となっている。金山公司を始めとする中国系ゲームソフト会社の躍進の結果である。今回、日本に進出するとされている金山公司は、中国の大手ソフト会社として知られており中国最大手のセキュリティーソフト会社でもある。中国地方政府との間に幅広いビジネスの実績を持っている。近年は、オフィス関連ソフトやオンラインゲームなどに幅広く進出している。 
 オンラインゲームでは古代の剣客をキャラクターにした『剣侠情縁』などを中国内で大ヒットさせており、台湾、香港といった国でも好評を博している。最新作の『封神演義(封神榜)』は、中国国内のゲームユーザーが既に10万人を超えている。
 中華圏のオンラインゲームソフトの需要が日本にどの程度あるのかは不明だが、中国企業の一部は、自国の市場だけでなく海外市場も成長の場として視野に入れ始めているようだ。また、中国系企業の日本での株式上場は、中国メディアグループ新華社系の経済情報サービス会社である新華ファイナンスの上場の例がある。金山公司の日本進出には、世界で最も上場基準がゆるいともいわれる日本の新興株式市場上場とそこでの資金調達という思惑もあるのではないだろうか。