スクウェア・エニックス 中国清華大学と人材提携

 大手ゲーム会社のスクウェア・エニックスは、中国の北京市にある清華大学継続教育学院とデジタルコンテンツ分野での人材育成で提携を行う合意をしたと発表した。
 この提携では、清華大学継続教育学院がデジタルコンテンツ分野の教育需要を探り、また、教育プログラムの策定と実施を行う。スクウェア・エニックスはそれを支援して行くことになる。より詳細なプログラムは今後の両者の協議によって決定される。清華大学は1911年に設立された中国でも名門大学のひとつとされており、続教育学院は社会人向けの教育プログラムを行っている。
 
 ゲームにおける人材教育を大学教育と連解するプログラムは、ゲーム開発の複雑化により世界的に注目されている。海外ではエレクトリック・アーツ(EA)社と大学との連携などが知られている。EA社は北米では南カリフォルニア大学を始めとする10校と連携プログラムを持っている。日本でも、ゲームの産学連携は注目を集めつつあるが、現在はまだ活発とはいえない。
 今回、スクウェア・エニックスが日本でなく、中国でこうしたプロジェクトを行うことは、今後とも世界のゲーム市場の主要なプレイヤーに残ろうとする意思の現われだろう。中国のゲーム市場はオンラインゲームを中心に急激な成長を遂げている。グローバル企業として生き残るには中国市場は必ず攻略しなければならない。そのために、何らかの形で中国に根ざすことが重要である。そして、文化面での要素が市場で重要なゲーム開発において、将来の中国での人材確保につながる教育機関との連携は意味のあるもの違いない。