ハピネット第1Q 増収増益 男児キャラクターが好調

 エンタテイメント商材の中間流通のハピネットが、平成24年3月期において順調なスタートを切った。8月10日に発表された決算発表では、連結売上高が424億3400万円(前年同期比8.9%増)となったほか、営業利益は10億7200万円(同87.4%増)、経常利益は11億4600万円増(86.2%増)、四半期純利益は7億1600万円(同101.6%増)と利益面の好調が際立った。
 映像音楽販売部門の再編による業務効率化が販売管理費の削減につながった。また、同社は、玩具事業、アミューズメント事業で男児キャラクター商材が好調だったことが好調の理由ともしている。

 ハピネットが主力とする中間流通は、一般的にはあまり知られていない事業領域だ。同社の役割は、玩具、映像パッケージ、音楽パッケージ、ゲーム・ゲームソフトなどをメーカーから小売店につなぐものである。また、カプセル玩具やトレーデイングカードの流通も手掛ける。
 その取り扱い領域からエンタテイメント業界、特に玩具、アニメなどの景気動向を反映する。実際にハピネットの男児キャラクター商材の好調は、現在の男児向け玩具の好調とも連動している。

 その玩具事業のハピネットの四半期連結売上高は、154億9700万円(前年同期比11.5%増)、営業利益は4億9800万円(同47.2%増)である。バンダイの『仮面ライダー オーズ』、『海賊戦隊ゴーカイジャー』が好調だった。
 映像音楽事業は、売上高は142億7700万円(同17.1%増)、営業利益は2億400万円である。前期の赤字から黒字に浮上した。インターネットでのコンテンツ配信が進み、パッケージ市場全体は低迷するが、映像ソフトと音楽ソフトでビッグタイトルがあったことから堅調だったとする。
 さらにアミューズメント事業も、『仮面ライダー オーズ』、『ワンピース』、『トリコ』などが、カプセル玩具やキッズカードゲーム機で好調だった。売上高は50億8400万円(同22.2%増)、営業利益は5億3900万円(同55.2%増)である。

 一方で、ビデオゲーム事業は苦戦した。市場全体が低迷、ヒット作が不足したためである。売上高は75億7400万円(同13.0%減)、営業利益は1億600万円(同42.5%減)だった。
 ゲーム関連商材の流通不振は、同日発表されたタカラトミーの決算でも触れられている。同社の卸・流通子会社トイズユニオンは、テレビゲーム卸の取扱量の減少により苦戦したというものだ。ハピネット、トイズユニオンの業績からは、2011年4月から6月の期に、国内のコンピューターゲーム、ゲームソフト全体の販売動向が弱含んでいたことが窺える。

ハピネット http://www.hap-net.com/