東映アニメとバンダイ業績下方修正で株価下落

 2004年10月29日に、アニメ産業を代表する東映アメーションとバンダイが相次いで2004年度の業績予想の下方修正を発表した。東映アニメーションは2005年3月期連結当期利益見通しを21億円から14億円に引き下げ、11月1日の株式市場の午前中の終値は前日比450円安と年初来安値を更新している。
 一方、バンダイは、同じく29日に2005年3月期の連結経常利益を300億円から275億円に引き下げた。29日の終値は2320円と前日115円安と年初来安値を更新している。

 東映アニメーションは、減額修正の主な要因をテレビ放映本数がオリンピック放映の影響で予想より落ち込んだこと、コンテンツ事業での発売本数の減少、また、北米地域、ヨーロッパ地域の減収が予想を上回ったためと説明している。一方、国内では『ふたりのプリキュア』、『金色のガッシュベル』、『ワンピース』を中心に版権事業、商品販売とも好調であるとした。
 また、バンダイでは、今期は予定していなかった減損会計の前倒しにより15億円の特別損失を計上することに加え米国市場における業績の不振をあげている。また同時に、下期に子会社であるバンダイビジュアル株を売り出しにより6000株売却し特別利益に計上することを合わせて発表している。
 国内市場は『ガンダム』シリーズを中心に業績は好調で、また、欧州、アジア地域の業績も好調であったという。しかし、米国市場は「鉄腕アトム」などの販売が低調で、前期の11億円の黒字から27億円の赤字に転換したという。

東映アニメーション http://www.toei-anim.co.jp/
バンダイ http://www.bandai.co.jp/
バンダイビジュアル http://www.bandaivisual.co.jp/